【S34最終80位レート1974】サイクル風バドホウオウゼルネ
ユーザーの皆さん、シーズンお疲れ様でした!
初めまして、あおムラサキと申します。
今回、明運傾き何とか最終二桁を獲得することが出来たので、その際の使用構築を投稿させて頂きました。
尚、構築記事の投稿は初めてとなるので稚拙な内容になることをあらかじめお詫び申し上げます。
もしもお暇とご興味が有りましたら、参照して頂ければ幸いです。
TN あおムラサキ
Altaria
コンセプト
・環境の「常識」を利用する!
・ちょっとずつ崩して、一気にゴロゴロドッカン!
・緊急事態の際の突破力は確保しておく!
構築経緯
私自身が元来の捻くれ者ということもあり、以前よりザシアン、イベルタル、カイオーガと言った所謂環境のビッグ3の使用をためらってきました。(決してアンチではありません!みんな大好きです!)
そんな中、どの禁伝にもオールラウンドに立ち回ることができ、環境の流れに対応した無限の型と可能性を秘めた、前期の覇鳥ホウオウを据えるところから構築を開始しました。
又、S31にて最終99位(TN Band Fini)という冷や汗しか出ない結果を叩き出した際に使用していた、ゴツメHBランドロス、HDナットレイを絡めたゼルネアス、黒バドレックスのサイクル展開、そしてその中でのゼルネアスのダイサンダー展開が案外今環境に相性が良いのではないかと考え、これらを合わせた構築を作ることにしました。
簡単に言うと、起点ポケモンで下準備を整えてからジオコンゼルネアスのダイサンダー連打でザシアン諸共破壊する、若しくは高火力ホウオウのダイマックスで全てを焼き払うという何とも単純明快な構築が組みたかったのです・・・( ; ; )
個体紹介
ホウオウ @ 命の玉 再生力
陽気 181-182(252)-111(4)-130-174-156(252)
最速の理由は、S+1で最速ザシアン、非スカーフ最速黒バド抜き、最速スカーフカイオーガと同速勝負、準速イベルタルのダイジェット展開に対する心理的余裕の担保などなど、今環境において「上を取る」と言うことは利点しかないと思い調整しました。
命の玉の採用理由につきましては、相手方のダイマックスがきれた際の後発ダイマによる制圧力が非常に高いということ(ステロが撒けていれば尚良)。そもそも崩しとして優秀であるということ。地震(ダイアース)を採用することで、構築単位で不利なディアルガにも確実に抗うことが出来るなどの立ち回りの幅も広くなると思い採用しました。
実際は構築の並びとも相まって、相手方の多くが流行のHBブーツ型と想定して立ち回ってくることが多かったです。そのため意表を突いた破壊力が爆発しやすく、そもそも相手の選出自体がホウオウに手薄であったりと玉ホウオウの通りが受動的に良くなっていると感じることが多かったです。
ゼルネアス @ Pハーブ フェアリーオーラ
臆病 201-151-116(4)-183(252)-118-166(252)
Cに252振り切る事による破壊力はまさに爽麗なる怪物。エレキフィールド下のダイサンダーで終盤に流行したHD特化以外のザシアンはHに252振りでも、よほど低乱数を引かなければ確1でした。対日食ネクロズマも、ジオコンに後出しされることが多々ありましたが、日ネクのダイマに身代わりを合わせ→次のターンにダイサンダー→ダイウォール→日ネクのダイマがきれたところにダイサンダーで強引に処理する事で、そのまま裏まで貫通させるパワーがありました。(勿論、日ネク、ザシアンという鋼二枚を合わせられればその限りではないが、その際は玉ホウオウが通りました。)
又、最速にすることで、挑発持ちイベルの上からジオコン→ダイサンダー→次に飛び出して来たザシアンをダイサンダーで倒すという流れや、カイオーガの上からジオコン→ダイサンダー若しくは、身代わり→ダイウォールでカイオーガのダイマターンを枯らした後に→ダイサンダー展開で全抜きを図るという動きがとてもよく刺さりました!これは、「今のゼルネアス、どうせ遅いやろ」という環境の常識を逆手にとったことで上手くいった事象であると感じました。
追伸
有利対面でのジオコンに対して、後出しでザシアンが繰り出されるという至極当たり前の場面において、願望プレイで雷を連射していました。相手方のザシアンに対して雷命中→麻痺させる→ザシアン痺れて動けないという、世界で最も罰当たりなプレイングを平然と行なっていたことを懺悔致します。被害にあわれた皆さん、大変申し訳ありませんでした!!m(_ _)m
黒バドレックス @ 襷 黒の嗎
臆病 175-105-101(4)-217(252)-120-222(252)
アストラルビット サイコショック 挑発 悪巧み
襷かスカーフかという黒バド界永遠の悩みに毎晩のように苦しめられましたが、ルギアやグラードンなどの起点要因に上から挑発が撃てるという安心感と、構築単位で重めなマーシャドーに対して安定して立ち回れること、さらにラッキーに対する最強の対抗馬としての役割から襷で採用。
又、イベルタルの居ない構築に対する圧力の強さと選出誘導力、いざという時のパワーの強さは現環境でも健在でした。まさしく、影の支配者。
霊獣ランドロス @ ゴツゴツメット 威嚇
腕白 196(252)-166(4)-156(252)-125-100-111
ザシアンへの引き裂きの他、ホウオウやグラードン、物理イベルタル対面を優位に展開するための名バイプレイヤー。相手方の裏のマーシャドー対策や、アタッカー勢での抜き性能を向上させるためのステルスロック、岩封や蜻蛉返りでの対面操作など言わずもがな柔軟な活躍をしてくれました。勿論、ゴツメによる定数ダメージでザシアンを削り、対面操作した後に裏からゼルネを通すという役割も遂行してくれました。しかし、カイオーガを意識するあまり選出率は思ったほど高くなかったです。
因みに、A -1の特化玉物理イベルタルのダイスチルを、耐久無振のゼルネアスは非ダイマで確定耐えなので、ゼルネのジオコン→ダイサンダー展開の起点にすることも出来ました。
ナットレイ @ 残飯 鉄の棘
慎重(最遅)181(252)-114-152(4)-74-182(252)-25
はたき落とす ジャイロボール 宿木の種 ステルスロック
本構築の大黒柱。彼が右向きゃ皆が右向く!
まずははたき落とすを採用した理由ですが、初手で出されることの多かったカイオーガ、ディアルガ、イベルタルからスカーフや命の玉を没収することで、裏から最速ゼルネアスのジオコン展開を促しやすくしたいという意図がありました。さらに、このタイミングで相手にダイマをきらせてしまえば、後はゼルネアス、後述するスカーフメタモンと合わせて大体対応することが出来ました。構築単位で重めの黒バドも一任出来るなど、その役割対象の広さに驚かされました。
ジャイロボールはザシアン、ジガルデなどの身代わり勢に対しての隙を軽減する目的で採用しました。又、相手方、若しくはメタモンにコピーされた自身のゼルネアスへの打点としても活躍してくれました。
ステルスロックの採用理由は、マーシャドーや相手の交代に圧力をかけるために採用しました。ご覧の通り、我が家の禁伝は3体ともマーシャドーに不利をとってしまいます。しかし、ステロを撒き、自軍の素早さをダイジェットやジオコンで操作&襷黒バドを展開することでその問題は解消されます。よって、マーシャドー入りの構築には初手でステロを撒くことを何よりも優先します。ナットレイが刺さっていない且つマーシャドー入りの構築には、前述のランドロスにその役目を担ってもらいました。
さらに、ザシアンに対する定数ダメ稼ぎ要因(インファイトが無ければ尚)としても動くことが出来、ジオコン展開の火付け役として大活躍してくれました!
メタモン @ スカーフ 変わり者
H155(252) 変身
しかし、やはりザシアンが重い!ザシアンにはザシアンと言われるけれども、自分では使いたくないし、そもそも使い方も分からない!どーしたらいいんだ!?・・・・よし、相手のザシアンを使おう!
と言うことで、スカーフメタモンを採用しました。
上記のような冗談はさておき、採用理由としましては、ザシアンの居ない構築にはザシアン受けのポケモンが選出され難い→相手にザシアンが通るという単純なロジックとして採用。日ネクやホウオウと言った明らかなザシアン受けが不在の構築or日ネクと共存していてもゼルネをザシアンに一任して来そうな場合は容赦無く投げていました。思っていた通り、かなり刺さりました!終盤になるにつれ、日ネクやホウオウが増えてきたため選出頻度は控えめになっていきましたが、噛み合った時の頼もしさ、安堵感はこのポケモンならではのものでした。
選出
①++
基本選出。ちょっとした革命でした。玄人の方々からしたら驚きの並びかもしれませんが、実際6割程はこの選出で戦っていました!選出基準としましては、・相手の構築に明確なザシアン受けが居ない・相手方構築の軸がザシアン、イベルタル、カイオーガの並びである・・・このどちらか一つにでも該当したらこの選出をします。多少初手ジャンケンにはなりますが、噛み合うことの方が多かったです。
戦術は個体紹介の方でも解説しましたが、
その1・・・
初手に来ることが多いカイオーガ、イベルタル、ディアルガ等の持ち物をナットレイのはたき落とすで没収する。その後、余裕があればステロ、宿木、交換読みのはたき落とすやジャイロボールで様子を見つつ場を荒らす。しかし、相手の構築にマーシャドーが居る場合は、何よりもステロを先に撒くことを優先する。
その2・・・
この段階で相手がダイマックスをきっていれば風向きは優位となります。ナットレイのひんし後は、ゼルネアスのジオコンを展開します。因みに、命の玉の無い状態のC特化ディアルガのてってい光線媒体のダイスチスは、耐久無振でも上からジオコンを積むことで非ダイマでも確定で耐えます。イベルのA特化ダイスチルも同条件下であれば確定で耐えます。
その3・・・
ジオコン後はダイマックスをきっていきます。裏のザシアンなどの鋼勢を考慮し、ダイウォールなども絡めていいのでダイサンダーを展開していきます。(ディアルガにはダイフェアリーを撃っていきましょう。)
その4・・・
ザシアンもエレキフィールド下ダイサンダーで倒すことが出来たなら、相手のラストをゼルネアス、スカーフメタモンで詰めていきましょう。万が一、ここまでの過程でザシアンにゼルネアスが倒されてしまったら、スカーフメタモンでザシアンをコピーして圧力をかけていきましょう。
勿論、
→→ の順番で、後出しのザシアンにムーンフォースで削りを入れる→すぐさまナットレイに引いてザシアンを受ける&定数ダメージ確保→ナットレイが落とされたらそのままザシアンをメタモンでコピーして、一暴れした後にゼルネで再展開orザシアンに逃げられても、ゼルネでジオコン展開することで大幅な削りの入ったザシアンをゆとりを持って落とすという展開に持っていってもいいです。特にジガルデ入りの構築には、ジガルデを初手から展開されるリスクを考えると、この選出順をお勧めします。
この選出は、上記の例以外にも本当に幅広く対応することが出来たので自分でも驚いています。困ったらこの選出!それくらいの軸となる選出でした。
②++
相手の構築にマーシャドーが居るがナットレイが刺さっていないor初手でグラードンが来そうな場合はこの選出をします。ステロを撒いた後の動きは、基本選出とさほど変わりません。
③
++or
対イベル、日ネク、ザシアンの並びへの解答。キーになってくるのは、多少の犠牲は伴っても相手のイベルタルに先にダイマックスをきらせ、後発ホウオウのダイマックスで強引に焼き払うということです。しかし、基本不利な択を押し付けられる状況が続くため正直苦しかったです。この並びがキツイと言うことは、構築に趣味という名の私情を持ち込み過ぎた代償であったと深く反省しています。とは言え、勝率自体が極端に悪いという訳ではなく、体感5割近くは勝てていたと思います。反省点としましては、もっと早くからホウオウで展開することの有益性に気付いていれば勝率がもう少しマシになっていたかもしれません。
重いポケモン
①ダイバーン持ち命の玉ディアルガ
ディアルガの炎技採用率は約1割。勿論切っていたため、初手で出されたらどうすることも出来ません。ナットレイで命の玉ははたけず、ゼルネのジオコンも展開できない。ダイマックスをきられた時には、ただただ目を閉じて時間が過ぎるのを待つしかありませんでした・・・・
②ヌケニン、ジガルデの並び
ゼルネ軸に対する絶対防御将軍ヌケニンとその相棒ジガルデの並びはキツかったです。襷持ちなら未だしも殆んどが厚底ブーツ持ちだったので、最後は2体まとめて玉ホウオウで押し込むという荒技で乗り切ることが多かったです。
最終結果
TN Altaria
最後に
ここまで長く拙い文章に目を通して頂きまして本当にありがとうございました!
私自身、ランクマッチの経験も実力もまだまだ浅く日々洗練に勤しんでおりますが、第9世代までの残り少ない時間も心から楽しんでいきたいと思います!
ここまでご観覧頂きましてありがとうございました。
↓ポケモン専用垢です。開設して間もないのですが、お気軽に絡んで頂けると幸いです!