【S4最終93位レート2136】蝶の様に舞い、蜂の様に刺セ!
S4お疲れ様でした!あおムラサキと申します。
今回は明運傾きS Vでは初めてとなる最終2桁(ギリギリ)を獲ることが出来たので、記念に記事の方を書かせてもらいました。
順位も際どく、レギュレーションも変わってしまうため需要は無いとは思うのですが、もしもご興味とお時間がありましたら参照して頂ければ幸いです!
構築経緯
ここまでの全シーズンで共に闘ってくれた襷挑発マスカーニャが相手への初手の圧力並びに荒らし性能、安定性が高かったので、そこから展開していく軸を考えることから考察を開始しました。
そのマスカーニャに対しての引き裂きの代表格として後出しされるカイリュー、さらに初手で対面した際にテラス択を強要し尚且つ氷技で襷貫通を狙ってくるセグレイブ、S4で大流行したスカーフorエナジーハバタクカミに対してもマスカーニャで削りを入れた後に圧力をかけていける、アンコール持ちS+1エナジーテツノツツミを次点で採用しました。
最後に、上記の2体で場を荒らした後に展開するエースとして、環境への刺さり、技範囲、パワー、2体との攻めの展開における相性補完、全ての条件を満たした竜舞炎テラスカイリューを採用することで構築の軸が決定しました。
コンセプト
挑発を上手く絡めつつ、マスカーニャで場を荒らす。
↓
テツノツツミで更に圧力をかけていき、相手に先に展開させる。あわよくばアンコールで裏のための起点を作る。
↓
相手の手の内を明かしたところからカイリューで制圧していく。
、、、、というド対面が軸の構築です。(泣)
個体紹介
マスカーニャ
性格:陽気
テラスタイプ:草
特性:変幻自在
持ち物:気合いの襷
151-162(252)-91(4)-×-90-192(252+)
トリックフラワー はたき落とす けたぐり 挑発
最強の特攻隊長。対面、受け、ギミックと全ての軸に対して仕事が出来る初手エース。構築単位で苦手なジバコラッシャの並びにも強く、選出段階から圧力をかけていけるところも偉いポイント。また天敵である後出しアーマーガアに対しても、交代読みのけたぐり→はたき落とすでゴツメ解除→変幻自在により蜻蛉返り半減→もう一度交代してきたアマガに対して再びけたぐり→挑発で回復防止→けたぐり連打で実質突破可能でした!テラスタイプは重めなヘイラッシャやドオー、爆増した不意の水テラスに対して打点の伸びる草テラスで採用しました。
テツノツツミ
性格:臆病
テラスタイプ:水
特性:クォークチャージ
持ち物:ブーストエナジー
131-×-134-176(252)-81(4)-206(252+)
器用すぎる勝利の運び手。初手のマスカーニャに対して後出しされる相手のポケモンや展開に対してことごとく強いポケモンでした。後出しのカイリューに対して裏の交代要因も含めて圧力をかけるも良し、セグレイブの氷柱針や氷の礫をアンコで縛って身代わりの起点にするも良し、地面技やカイリューの炎テラスで半減で受けられる技を同じくアンコで縛って竜舞の起点にするも良し。勿論、ラス1のスイーパーとしても優秀でした。ただ唯一、ドロポン外しだけは、、、、(^^;)
カイリュー
性格:意地っ張り
テラスタイプ:炎
特性:マルチスケイル
持ち物:残飯
190(188)-192(164+)-155-108-120-120(156)
ドラゴンクロー 炎のパンチ 竜の舞 羽休め
相棒レシラムの復活。ハバカミのムンフォや、セグレイブの氷技などの従来の不利対面を覆し、マルチスケイルも含めれば更に合法的に起点に出来るあたりが偉大すぎました。テラバーストではなく炎のパンチを採用した理由は、テラスをきらずともイルカアマガやアマガカイナなどの並びへの崩し性能の向上が目的です。努力値は、素早さがS+1で最速110族抜き抜き、攻撃がA+1炎テラス炎のパンチでH252振りのハバタクカミが確1まで振って、余りはH Pに回しました。テラバーストを採用する場合は、Aの努力値をもう少しH Pに回しても効率がいいかもしれません。(残飯の回復量を最大効率とするための、HPに努力値212振り*実数値193が一番お勧めなのですが、テラバーストと比べて炎のパンチの威力が低いためやや火力補正をかけました)
カバルドン
性格:腕白
テラスタイプ:草
特性:砂おこし
持ち物:オボンの実
215(252)-132-176(172+)-79-103(84)-67
メタられてさえいなけらば環境最強のポケモン。相手の構築にステロや欠伸展開が刺さっているようなら初手でも後出しからでも展開していました。カイリューと後述するサーフゴーと合わせた由緒正しい並びは環境中盤までは強かったのですが、終盤になるにつれてメタが回っていき、最終日にはほとんど選出出来ませんでした。しかし、それでもなお固有の性能と相手に対する圧力は凄まじいもので、まさにイダイナカバでした。
サーフゴー
性格:臆病
テラスタイプ:ゴースト
特性:黄金の体
持ち物:拘りスカーフ
162-×-115-185(252)-112(4)-149(252+)
シャドーボール ゴールドラッシュ 気合い玉 トリック
その輝きは永遠に。エースカイリュー、そしてカバルドンとの相性の良さだけでなく、スカーフトリックからのカイリューの竜舞展開は無難に強かったです。タイプの優秀さから後出しされることの多いチョッキジバコに対しても一度突っ張って削りを入れたりと、ちょっとしたヤンキー行為が後の勝利の鍵となってくれることも多かったです。テラスタイプはスカーフで上から撃っていく上での一貫性や地面技を等倍で受けられるゴーストにしていましたが、同じくスカーフやエナジーでSを上げてくるハバカミが多かったので、シャドボを半減で受けられタイプ一致の火力も上げられる鋼でも良かったと思います。気合い玉はドドゲザンやジバコイル、相手のノーマルテラスへの打点として採用しました。
ハバタクカミ
性格:控えめ
テラスタイプ:フェアリー
特性:古代活性
持ち物:隠密マント
161(244)-×-82(52)-198(196+)-155(4)-157(12)
受けル破壊の神。対受けループ、キョジオーン軸対策。初手に出てくることの多いドヒドイデの前で身代わりを貼りどくどくを回避しながら瞑想を積めさえすれば、裏のハピナスまで貫ける展開に持っていけました。キョジオーン軸でも同じことが言え、初手のキョジオーンの前で一度瞑想を積めさえすれば後出しで受けることはもはや困難なので、数的有利を取れる展開作成が可能でした。仮に裏にいることの多いテツノカイナが地面テラスタルをきって強引に受けてきた場合は、自分のテツノツツミやマスカーニャが一貫する展開になるのでそれはそれで大丈夫でした。ただ汎用性を考慮すると、隠密マントよりは残飯などの回復系アイテムがおすすめです(残飯はカイリューが、オボンの実はカバルドンが持っていたため採用できませんでした)。スカーレット難民である自分に、ハバタクカミの個体を無限に提供してくれたヨルネさんに感謝です!
基本選出
①
++
3体に対する明確な障壁が居なければとりあえずこの並び。特に終盤に増えたカバツキサフゴの並びにはこの選出が刺さりました。挑発とアンコールでステロや竜舞の起点を阻害してカイリューを展開する動きが強かったです。
②
or++
対面で荒らすorカバルドンのステロ展開→サーフゴーのスカーフトリック→カイリューで竜舞が刺さりそうな場合はこの選出。上手くいけばeasy winがとれるのがこの並びでした。
③
++@1
対受けル用選出。@1の枠は相手の構築に対して刺さっていそうな1体を選出するのですが、基本はマスカーニャが多かったです。
重いポケモン
珠剣舞型ならまだ切り返せるのですが、呪い型、トリル型は絶望的でした。
②妖テラビルド型イルカマン
カイリューで縛れない上に、冷凍パンチ持ちの場合はテラス択にすらならないまま破壊されていました。
最終結果
TN ゆうすずみ 最終93位 レート2136
今作では初となる最終2桁(ギリギリ)獲得は、本当に嬉しかったです!
しかし、まだまだS4。前作のS25から本格的にポケモン対戦を始めた自分にとっては、想像できないほどに長い道のりが始まったばかりなので、いつの日か最終1桁が奪取出来るように日々精進していきたいと思います。
貴重なお時間を割いてまでここまで読んで頂きまして、本当にありがとうございました!!
心から感謝します!!
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